（はじめに）
E.I.S (Electro Interstitial Scan) とは、全身の電気抵抗を非侵襲的に測定する事により、採血、採尿なしに、全身状態をチェックし、全身諸臓器の機能異常の早期発見に役立つ検査システムです。

歴史的には、１９７０年代に、（旧）ソ連邦が宇宙飛行士の健康管理を目的に、この研究に着手し、その後フランス、ドイツ、アメリカに渡り実用化が進められ、日本には２００８年に紹介されました。現在首都圏を中心に、この装置が２００台以上導入されているとの事ですが、今回道内で初めて当院に導入されました。

（測定方法）
裸足でステップ台に立ち、両手をプレートに置き、額に二つのパットを当てて、約３分間で計６ケ所の電極から微弱な電圧で通電を行い、モデリングのための組織内の導電率と生化学値を測定します。

（データ表示）
得られたインピーダンス（電気抵抗）データは、２万２千人以上の治験データを基に解析され、神経伝達物質、心臓、内臓全般、泌尿器、脊髄等のデーターを3D画像にモデリング表示し、解説がつけられます。

（注意事項）
（１） 心臓ペースメーカーが入っている人
（２） 体内に金属が入っている人（歯科のインプラントは除く）
（３） １０歳未満の人
（４） 手足の欠損のある人
（５） 妊娠６ケ月以上の人は、この検査は受けられません。

（その他）
この検査は、医療保険の適応外です。
検査料金は
（１）全身の一般検診の場合は、￥１０，０００＋消費税で、約１週間後に検診結果のレポートを郵送します。
（２）当院での診察の中で、医師がこの検査が有用と判断しお勧めした場合は、この限りではありません。

詳しくは当院
ＴＥＬ．（０１５５）４９－３４００へ、お問い合わせ下さい。